取引先のために

取引先のために

すべての取引先と公平な関係を築き、
公正で自由な市場競争を行います学研グループ企業行動憲章より

体制・仕組み

取引先に対しては良識と誠実さをもって接し、公平かつ公正に扱います。

  • 複数の業者の中から取引先を選定する場合には、信用度、安定性、品質、価格、納期、技術力等諸条件を公平に比較、評価し、最適な取引先を決定します。
  • 取引先の選定や評価について影響力を持つ立場にある場合でも、特定の取引先を不当に優遇する等の恣意的な取扱いをしません。
  • 下請法で定める下請取引を行う際には、下請法を十分に理解したうえで契約および取引を行い、発注書面の不交付、支払遅延等の違反行為を行わないように留意します。 (学研コンプライアンス・コード4-2より)

出版事業における公正な取引

書籍・雑誌の制作現場では、ライター、デザイナー、編集プロダクション、フォトグラファーなど、さまざまな取引先と協力して商品をつくっています。学研グループでは、出版事業における下請事業者との取引を適正かつ確実に行うため、Web画面と電子メールを利用して注文書を交付・管理するシステムを構築しています。このシステムは学研グループが独自に開発したもので、下請法違反を未然に防ぐために、日々役立っています。

「G管理システム」は出版関連の契約書・使用許諾書・注文書等を適切に管理するための学研グループ独自のデータベース。

民間教育機関と連携(NEA)

学習塾など民間教育機関を取り巻く環境は年々その厳しさを増しています。地方の学習塾がいつまでも元気でいられるよう、個社では対応が難しい課題を解決すべく、ゆるやかな民間教育機関の連携組織として学研ホールディングスと株式会社市進ホールディングスが発起人となり2018年9月20日に一般社団法人教育アライアンスネットワーク(NEA)を設立しました。
「子どもたちの未来を輝かせる指導方策の拡充」と「民間教育機関の持続的発展」の2つを目的に、学習塾を中心に会員が114社、学習コンテンツや学びの環境を整備する企業など賛助会員42社が加盟。セミナーや講演会の開催、各種教育情報やeラーニングによる講師研修の提供などを行っています。
また、「思考力・判断力・表現力」を見える化するアセスメント「明日の学力」診断(「あすがく」)を年に2回実施しており、年間10万人が受検しています。

「明日の学力」診断では、添削型の採点と詳しい分析で生徒のやる気を引き出す指導が可能に。

労働・環境に配慮した取引先の選定

学研グループの物流事業会社としてグループ事業を物流面からサポートしている学研ロジスティクスは、単に物を運ぶだけではなく、より効率的に、そして環境への配慮・持続可能な社会の実現のために物流面で貢献ができることを常に考え、取引先・協力会社とともに努めています。
取引先の選定にあたっては、提案内容・技術力・コストに加え、環境への配慮・労働環境改善への取り組みが企業として十分に検討されているかという点も評価基準のひとつとして重視しています。
保育月刊誌の輸配送における取引先選定に際しては、長距離の幹線輸送をトラックによる輸送から、内航フェリーを利用した運送業者に変更。これにより北海道・九州向けの輸配送において、従前行っていたトラック輸送と比較して月間約4トンのCO2削減とトラックドライバーの労働時間改善を実現しました。