「学研グループは、持続的成長に必要不可欠な付加価値創造の主体として、人財を最も重要な経営資源と位置付ける」というグループ経営の人財戦略に基づき、一人ひとりの働きがいと働きやすさを追求し、人財への積極的な投資を行っています。
グループ共通基盤としてのグループ人事フレームと、社員を正しく評価し、育成、処遇するための各社人事制度をそれぞれ定めています。
従業員自身が持つキャリアビジョンを最大限尊重し、サポートする仕組みの一環として、毎年実施している、FA制度にあたる「キャリアチャレンジ制度」に加え、ジョブポスティングにあたる「社内公募制度」をスタート。76期は2部門での募集がありました。
この制度では、応募資料や面接質問の工夫により、応募者が自身のキャリアビジョンを改めて考え、可視化できる機会にもなるよう設計しています。選考を通った人にも、通らなかった人にも、公募のプロセスで、自身のキャリアの振り返りに有益な経験をしてもらうことを目指して実施しています。
従業員の「学びなおし」を支援していく制度を整えています。「推奨学習分野」を設定しつつ、従業員個々の特性、立場、キャリアビジョンによって学習内容を選べるよう、サービス・カリキュラムの企画を進めています。会社GRC研修、DX研修の実施はその一環です。さらにコアスキル強化研修や、MOT・MBAの学位取得を目指す人に対して費用補助を行うプログラムを開始しています。
※データは学研ホールディングス、学研エデュケーショナル、学研プラス、学研メディカル秀潤社、学研ステイフル、学研教育みらい、学研プロダクツサポートの7社
学研グループでは、子育てサポート企業・女性活躍企業の証である「くるみんマーク」「えるぼしマーク」の取得を推進しています。現在、「くるみんマーク」は7社、「えるぼしマーク」は1社で認定を受けており、さらに数社が近々の取得を目標に取り組んでいます。
育児休業については男性の取得も進んでおり、今後も仕事と子育て・介護の両立支援を進めていきます。
また、学研ホールディングスにダイバーシティ推進室を設置し、多様な属性や価値観を持った社員一人ひとりが活躍できるような施策を進めています。
▲学研アカデミーの事業黒字化達成でMVP受賞となった学研ココファンの社員
年2回(上半期・下半期)、グループに貢献した社員を「学研グループMVP」として顕彰し、受賞した社員の功績をグループ全体で讃えます。このように「がんばった人が報われる」仕組みがあることが社員の意欲向上につながっています。
▲講演者は丸の内の森レディースクリニック 宋美玄先生。
女性従業員が心身ともに健康でいられる職場、そして周囲がそれを理解できる環境を目指して「働く女性のヘルスリテラシー向上セミナー」を開催しました。「ビジネスパーソンなら知っておきたい!女性ホルモンと生理のトリセツ」「キャリア形成にも役立つ!男女更年期のトリセツ」をテーマとし計2回開催しました。参加者は累計で400人(うち男性40%、管理職38%)。職場の人たちへの理解が深まり、より良い働き方を考えるきっかけとなりました。
毎月初めに、中途入職した従業員に向けた研修を実施しています。これは、学研グループの歴史・理念や5つの事業ユニット等についてのグループ理解と、就業規則やコンプライアンス等の仕事理解を深めてもらい、グループの方向性や担当する職務の意味をより意識して業務をスタートできるようにしています。
ウォーキングアプリを導入し、全学研グループ合同のウォーキングイベントを計2回実施しました(参加者は累計で2,760人)。場所や時間を問わないイベントは、日本全国の学研グループ従業員をつなげ、お互いを意識しながら切磋琢磨し合うとともに、運動習慣の定着にもつながりました。
また、部署や会社の垣根を超え共通の話題ができ、コミュニケーションの活性化にもつながっています。