マテリアリティとSDGs

学研グループの重要課題、マテリアリティを特定

学研グループは、事業を通じた持続可能な社会の実現を目指すにあたり、事業活動が経済、環境、社会に与える著しいインパクトを認識し、重要課題として2019年にマテリアリティを特定しました。学研グループを取り巻く社会動向や要請に対して重要なテーマをリストアップし、重要課題を抽出。自社にとっての重要性と、ステークホルダーにとっての重要性をマッピングし、マテリアリティを特定しました。特定するにあたり、有識者の河口真理子さんとピーター D.ピーダーセンさんにご意見をいただきました。

抽出した重要課題(20項目):未来に続く価値を生み出せる次世代人財の育成、青少年の健やかな成長の支援、人生100年時代の生涯学習推進、グローバルマーケットへのソリューション展開、介護関連サービスの持続的な提供、地域における心ゆたかなシニアライフ支援、バリューチェーンにおける環境負荷の低減、気候変動問題への取り組み、資源の有効活用、安全かつ高品質な製品・サービスの提供、働きやすい労働環境の構築、多様な人財の活用、持続可能なサプライチェーンの構築、人権課題への対応、ステークホルダーとのコミュニケーション、地域コミュニティへの積極的な貢献・参画、コーポレートガバナンスの強化、リスクマネジメント(BCP含む)、情報セキュリティの強化、透明性の高い情報開示。

マテリアリティ 論点やグループ事業との関係

未来に続く価値を生み出せる
次世代人財の育成

EdTechによる教育サービス、スマート教育、モンテッソーリ教育、グローバル人材の育成、女性活躍推進など

青少年の健やかな成長の支援

自立した人間に成長するために必要な「生きる力」(体育、道徳、多様性の尊重、コミュニケーション力など)の育成に教育サービスを通じて貢献すること

人生100年時代の生涯学習推進

持続的な塾・学研教室などの教育サービスの提供、リカレント教育、産学連携、女性の社会進出など

地域における心ゆたかなシニア
ライフ支援

多世代が⽀え合いながら、地域の中で安⼼して暮らせる街づくり、『学研版地域包括ケアシステム』の実現など

コーポレートガバナンスの強化

コーポレートガバナンス・ガイドラインの遵守、コンプライアンスの徹底、情報セキュリティの強化など

*マテリアリティはサステナビリティ委員会によって評価し、必要な変更を行います。2019年の特定時からは変更はありません。

  • 「誰一人取り残さない」というSDGsの基本理念は、すべての人が心ゆたかに生きる世界の実現を目指す、学研グループの理念と重なります。
  • 重点的に取り組む目標は、マテリアリティとの関係、バリューチェーンにおける影響の大きさとグループの強みをもとに分析、3つに絞り込みました。
  • 17の目標は関係し合うものがほとんどです。重点目標である教育などを起点にして解決を目指していきます。
  • 重点目標は、SDGsの取り組みや事業の拡大などによって、今後追加していきたいと考えています。